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パワハラを受けて 「何もしなかった」 40.9%
2017/05/19(Fri)
 5月19日 (金)

 厚労省が発表した 「職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書」 の労働者についての調査結果です。
 対象者は10.000名で、就業構造基本調査を参考に、20歳から64歳労働者を対象に、性別、年代、正社員・正社員以外で割付を実施しました。正社員6.650人、正社員以外3.350人です。男女別は、正社員は男性4.650人、女性2.000人、正社員以外は男性950人、女性2.400人です。


 「あなたの勤務先はパワーハラスメントについて、従業員に説明したり、研修等を行うなど予防・解決のための取組をしていますか。(単数回答)」 の質問です。
 「積極的に取り組んでいる」 5.6%、「取り組んでいる」 20.5%、「ほとんど取り組んでいない」 21.5%、「全く取り組んでいない」 30.1%です。従業員規模別では、1.000人以上では 「積極的に取り組んでいる」 と 「取り組んでいる」 を合わせると51.6%、300人~999人では33.3%です。規模が小さくなるにしたがい減少しています。

 予防・解決のために 「積極的に取り組んでいる」 「取り組んでいる」 「ほとんど取り組んでいない」 と回答した者に対する質問です。(回答者4.708人)
 「あなたの勤務先では、具体的にどのような取組を行っていますか。実施しているものを全てお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「パワーハラスメントについて相談できる窓口を設置している」 45.5%、「就業規則などの社内規定に盛り込んでいる」 24.1%、「パワーハラスメントについて講演や研修会を行っている」 20.8%などです。

 勤務先でパワーハラスメントについての講演や研修会を行っていると回答した者に対する質問です。(回答者2.219人)
 「あなたは今の勤務先で以下の研修・講習等を受けたことがありますか。(単数回答)」 の質問です。
 「パワーハラスメントについての講演や研修会」 は 「受けた」 77.4%です。「上司の部下への接し方等の研修・講習等」 は52.1%、「職場におけるコミュニケーション活性化等に関する研修・講習等」 は74.6%です。


 「(対象者:管理職及び非管理職で指揮命令している人が1人以上いる者のみ) パワーハラスメントに関連して、あなたご自身が普段から気をつけたり、気にしていることはありますか。(複数回答可)」 の質問です。
 「管理職」 に対してです。(回答者は874人)
 「あなた自身がパワーハラスメントと言われるようなことをしないように注意している」 58.5%、「部下、同僚の気持ちを傷つけないように言い方や態度に注意している」 43.7%、「飲み会などへの参加を強要しないようにしている」 39.1%、「個人のプライバシーに関わることは聞かないようにしている」 34.1%、「あなたの部下がパワーハラスメントと言われるようなことをしないように注意している」 25.9%、「(まんべんなく) 周りの人と意識的に会話をするようにしている」 25.4%、「特になし」 33.0%などです。
 「非管理職で指揮命令している人が1名以上いる者」 に対してです。(対象者4369)
 「あなた自身がパワーハラスメントと言われるようなことをしないように注意している」 34.4%、「部下、同僚の気持ちを傷つけないように言い方や態度に注意している」 34.4%、「個人のプライバシーに関わることは聞かないようにしている」 26.1%、「飲み会などへの参加を強要しないようにしている」 20.6%、「(まんべんなく) 周りの人と意識的に会話をするようにしている」 20.5%、「特になし」 34.9%などです。
 「管理職」 「非管理職で指揮命令している 人が1人以上いる者」 についてみると、ほとんどの項目で管理職が高くなっています。
いずれの項目も研修受講者が、いずれの研修・講習も受講したことがない者に対して高くなっています。


 「あなたがパワーハラスメントについて知りたいと感じるものはありますか。当てはまるものを全てお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「管理職」についてです。(回答者901人)
 「パワーハラスメントにならない指導、部下等への接し方」 39.3%、「パワーハラスメントになる行為とならない行為の違い」 34.1%、「パワーハラスメントを受けたときの対応の仕方」 23.5%の順です。「特にない」 36.4%です。
 「男性正社員」 です。(回答者3812人)
 「パワーハラスメントを受けたときの対応の仕方」 30.0%、「パワーハラスメントになる行為とならない行為の違い」 29.9%、「パワーハラスメントにならない指導、部下等への接し方」 27.9%の順です。「特にない」 43.0%です。
 「女性正社員」 です。(回答者1.937人)
 「パワーハラスメントを受けたときの対応の仕方」 39.0%、「パワーハラスメントになる行為とならない行為の違い」 37.7%、「パワーハラスメントを受けた際の相談先」 29.0%、「パワーハラスメントにならない指導、部下等への接し方」 23.7%の順です。「特にない」 34.1%です。
 「男性正社員以外」 です。(対象者950人)
 「パワーハラスメントを受けたときの対応の仕方」 29.1%、「パワーハラスメントになる行為とならない行為の違い」 27.9%、「パワーハラスメントを受けた際の相談先」 22.1%の順です。「特にない」 48.4%です。
 「女性正社員以外」です。(対象者2.400人)
 「パワーハラスメントを受けたときの対応の仕方」 36.3%、「パワーハラスメントになる行為とならない行為の違い」 32.0%、「パワーハラスメントを受けた際の相談先」 28.1%の順です。「特にない」 40.8%です。

 「あなたは、これまでにパワーハラスメントに関連して、資料や情報を収集した経験はありますか。当てはまるものを全てお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「管理職」 については、「勤務先でパワーハラスメントに関連する研修を受講した」 34.5%が際立っています。「新聞やインターネットでパワーハラスメントに関するニュースを読んだ」 がそれぞれの階層で10%前半を占めています。それ以外では大きな違いはありません。「特に何もしていない」 が全体で69.4%になっています。

 「あなたの勤務先では、従業員の悩み、不満、苦情、トラブルなどを受け付ける相談窓口を設置していますか。(単数回答)」 の質問です。
 1.000人以上の会社では、「社内に相談窓口がある」 57.6%、「会社とは独立した外部に相談窓口がある」 4.9%、「社内と会社とは独立した外部の両方に相談窓口がある」 9.0%、「相談窓口はないが、社内の担当部署に相談することになっている」 5.6%、「設置していない」 9.0%です。
 99人以下の会社では、「社内に相談窓口がある」 6.6%、「会社とは独立した外部に相談窓口がある」 1.6%、「社内と会社とは独立した外部の両方に相談窓口がある」 0.8%、「相談窓口はないが、社内の担当部署に相談することになっている」 4.9%、「設置していない」 71.1%です。
 前回と比べると、すべての規模において 「設置していない」 の比率が低くなっています。

 「労働組合があり、加入している」 と回答した者に対する質問です。(回答者2.231人)
 「あなたの勤務先の労働組合は、従業員の悩み、不満、苦情、トラブルなどについて相談にのってくれたり、解決に向けた支援をしてくれますか。(単数回答)」 の質問です。
 「相談に乗ったり、解決に向けた支援をしてくれる」 48.3%、「相談にのったり、解決に向けた支援はしてくれない」 8.5%、「支援をしてくれるかどうかわからない」 43.2%です。これは前回の回答とほぼ同じです。

 「社内に相談窓口がある」、「会社とは独立した外部に相談窓口がある」、「社内と会社とは独立した外部の両方に相談窓口がある」、「社内か会社の外部かは分からないが相談窓口がある」 のいずれかを回答した者に対する質問です。(回答者3.741人)
 「あなたの勤務先が設置している相談窓口で、あなたご自身が実際に相談したことがあるものがあればお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「パワーハラスメントについて」 12.5%、「メンタルヘルス不調について」 11.0%、「セクシュアルハラスメントについて」 8.1%などです。「相談をしたことがない」 は79.0%です。


 「あなたは過去3年間にパワーハラスメントを受けたり、見たり、逆にパワーハラスメントをしたり、していると指摘されたことはありますか。(各単数回答)」 の質問です。
 「パワラスを受けた経験」 は、「何度も繰り返し経験した」 7.8%、「時々経験した」 17.8%、「一度だけ経験した」 6.9%を合わせると32.5%です。「経験しなかった」 は67.5%です。前回は 「受けたことがある」 の回答は25.3%でした。
 「パワーハラスメントを見たり、相談を受けたことがある」 は、「何度も繰り返し経験した」 6.2%、「時々経験した」 18.0%、「一度だけ経験した」 6.0%を合わせると30.1%です。「経験しなかった」 は69.9%です。前回は 「見たり、相談を受けたことがある」 の回答は28.2%でした。

 「(対象者:パワーハラスメントを受けた後、勤務先に相談したと回答した者) あなたの勤務先は、あなたがパワーハラスメントを受けている (または可能性がある) ことを知った後で、どのような対応をしましたか。(複数回答可)」 の質問です。(回答者328人)
 「あなたに事実確認のためのヒアリングを行った」 48.5%、「パワーハラスメントをした相手に事実確認を行った」 34.5%、「あなたの上司や同僚に事実確認を行った」 25.3%、「あなたの要望を聞いたり、問題を解決するために相談にのってくれた」 25.3%、「特に何もしなかった」 18.3%です。
 「労働組合に相談した」 で 「特に何もしなかった」 が10.7%ありました。(回答者75人)

 「(対象者:パワーハラスメントを受けている (または可能性がある) ことを勤務先が認識していると回答した者) あなたの勤務先は、あなたが受けた行為をパワーハラスメントだと認めましたか。(単数回答)」 の質問です。(回答者2.116人)
 「認めた」 10.4%、「認めなかった」 16.7%、「判断せず、あいまいなままだった」 65.3%です。

 「(対象者:パワーハラスメントを受けたと勤務先に認められた者) あなたの勤務先は、あなたが受けた行為について、あなたがパワーハラスメントを受けていると認めた後、どのような対応をしま したか。(複数回答可)」 の質問です。(回答者221人)
 「あなたを配置転換した」 19.9%、「パワーハラスメントを行った人に謝罪させた」 19.0%、「パワーハラスメントを行った人を配置転換した」 16.3%、「パワーハラスメントを行った人を処分した」 15.8%、「会社として謝罪をした」 11.3%、「会社が調査した結果について説明した」 7.7%、「あなた自身の問題点を指摘し、改善するよう指導した」 5.4%です。

 「(対象者:パワーハラスメントを受けたと勤務先に認められた者) 勤務先の対応について、あなたはどの程度納得しましたか。(単数回答)」 の質問です。(回答者221人)
 「非常に納得できた」 10.4%、「まあ納得できた」 30.0%、「どちらともいえない」 28.5%、「あまり納得できなかった」 12.2%、「全く納得できなかった」 10.9%です。
 男女別です。男性は 「非常に納得できた」 と 「まあ納得できた」 を合わせて50.8%、「あまり納得できなかった」 と 「全く納得できなかった」 を合わせて19.8%です。女性は、「非常に納得できた」 と「まあ納得できた」 を合わせて45.0%、「あまり納得できなかった」 と 「全く納得できなかった」 を合わせて28.1%です。
 年齢別です。20歳代は「非常に納得できた」と「まあ納得できた」を合わせて44.5%、「あまり納得できなかった」と「全く納得できなかった」を合わせて29.7%です。23歳代は 「非常に納得できた」 と 「まあ納得できた」 を合わせて54.0%、「あまり納得できなかった」 と 「全く納得できなかった」 を合わせて20.7%です。大きな差があります。
 職掌別です。男性正社員は 「非常に納得できた」 と 「まあ納得できた」 を合わせて53.9%、女性正社員は37.5%です。逆に男性正社員は 「あまり納得できなかった」 と 「全く納得できなかった」 を合わせて19.1%、女性正社員は27.5%です。
 女性正社員以外は 「あまり納得できなかった」 と 「全く納得できなかった」 を合わせて28.0%です。


 「(対象者:パワーハラスメントをしたと感じたり、パワーハラスメントをしたと指摘されたことがある者) あなたご自身や勤務先はあなたの行為をパワーハラスメントと考えていますか。(単数回答)」 への質問です。(回答者1.173人)
 「自分ではパワーハラスメントをしたと感じておらず、勤務先はパワーハラスメントかどうかの判断をしなかった (勤務先がその行為を認識していない場合を含む)」 34.9%、「自分ではパワーハラスメントをしたと感じていないし、勤務先もパワーハラスメントと認めなかった」 13.0%、「自分ではパワーハラスメントをしたと感じていないが、勤務先はパワーハラスメントと認めた」 6.1%、「自分ではパワーハラスメントをしたと感じているものの、勤務先はパワーハラスメントかどうかの判断をしなかった (勤務先がその行為を認識していない場合を含む)」 20.5%、「自分ではパワーハラスメントをしたと感じているものの、勤務先はパワーハラスメントと認めな かった」 13.3%、「自分でもパワーハラスメントをしたと感じており、 勤務先もパワーハラスメントと認めた」 7.8%です。「自分ではパワーハラスメントをしたと感じていない」 が54%です。

 「(対象者:パワーハラスメントをしたと勤務先が認めた者) あなたの行為に対して、あなたの勤務先はどのような対応をしましたか。(複数回答可)」 の質問です。(回答者162人)
 「何もしなかった」 40.1%、「あなたにパワーハラスメントを受けた人へ謝罪させた」 21.0%、「あなたを配置転換した」 14.2%、「パワーハラスメントを 受けた人を配置転換した」 11.7%などです。

 「(対象者:パワーハラスメントをしたと勤務先が認めた者) 勤務先の対応について、あなたはどの程度納得しましたか。(単数回答)」 の質問です。
 「自分ではパワーハラスメントをしたと感じていないが、勤務先はパワーハラスメントと認めた」 者 (回答者91人) においては、「非常に納得できた」 8.8%、「まあ納得できた」 40.7%、「どちらともいえない」 33.0%です。
 「自分ではパワーハラスメントをしたと感じていないが、勤務先はパ ワーハラスメントと認めた」 者 (回答者71人) においては、「非常に納得できた」 1.4%、「まあ納得できた」 11.3%、「どちらともいえない」 46.5%、「全く納得できていなかった」 25.4%です。


 「以下の項目の中で、
 ・(対象者:管理職のみ) 最近3年間を振り返ったときにあなたがしたことがあるもの
 ・最近3年間にあなたの直属の上司があなたに対してしたことのあるもの
 ・最近3年間にあなたの直属の上司があなたと同じ職場の人に対してしたことのあるものを全てお教えください。(複数回答可)」 の質問です。(管理職は回答者864人、他は回答者1.000人)
 管理職が 「したことがある」 は、多い順に 「部下のミスについて『何をやっている!』 と強い調子で叱責する」 12.1%、「業務の相談をしている時、パソコンに向かったままで視線を合わさない」 4.7%、「職場の従業員がいる前で机を叩き、声を荒げて指導する」 3.4%、「何度も遅刻を繰り返す部下に対し、同僚の前で叱責する」 3.3%です。いずれも前回の調査からは減少しています。
 「自分がされた」 は多い順に、「部下のミスについて 『何をやっている!』 と強い調子で叱責する」 14.8%、「業務の相談をしている時、パソコンに向かったままで視線を合わさない」 6.7%、「仕事を進める上で必要な情報を故意に与えない」 5.6%、「『そんな態度でよく仕事ができるな』 と嫌みを言う」 5.6%です。いずれも前回の調査からは減少しています。
 「自分と同じ職場の人がされた」 は多い順に、「部下のミスについて 『何をやっている!』 と強い調子で叱責する」 18.0%、「『そんな態度でよく仕事ができるな』 と嫌みを言う」 6.9%、「職場の従業員がいる前で机を叩き、声を荒げて指導する」 6.8%、「業務の相談をしている時、パソコンに向かったままで視線を合わさない」 5.9%、です。いずれも前回の調査からは減少しています。

 3年間のパワーハラスメントを受けた経験について、「何度も繰り返し経験した」、「時々経験した」、「一度だけ経験した」 と回答した者に対する質問です。(回答者3.250人)
 「あなたが受けたパワーハラスメントは以下の6つのどれに当てはまるかお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「精神的な攻撃」 54.9%、「過大な要求」 29.9%、「人間関係からの切り離し」 24.8%、「個の侵害」 22.3%、「過小な要求」 19.8%、「身体的な攻撃」 6.1%です。
 いずれも前回の調査とほぼ同じです。
 男女別にみると、「過大な要求」 男性29.9%、女性26.7%、「人間関係からの切り離し」 男性20.7%、女性30.6%、「個の侵害」 男性18.7%、女性27.5%、18.7%、「過大な要求」 男性22.1%、女性16.4%です。

 「パワーハラスメント行為をした人とあなたとの関係として当てはまるものをお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「上司から部下へ」 76.9%、「先輩から後輩へ」 15.5%、「正社員から正社員以外へ」 12.7%、「正社員同士」 5.6%です。

 「パワーハラスメントを受けて、心身にどのような影響がありましたか。当てはまるものをすべてお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「怒りや不満、不安などを感じた」 75.6%、「仕事に対する意欲が減退した」 68.0%、「職場でのコミュニケーションが減った」 35.0%、「眠れなくなった」 23.3%などです。

 行為類型別に心身に与えた影響をみると、平均との差が高くて大きいのは、「人間関係からの切り離し」 において 「仕事に対する意欲が減退した」 77.1%、「職場でのコミュニケーションが減った」 57.0%、「眠れなくなった」 36.4%、「休むことが増えた」 18.0%、「通院したり服薬をした」 20.8%です。

 「パワーハラスメントを受けてどのような行動をしましたか。(複数回答可)」 の質問です。
 「何もしなかった」 40.9%、「家族や社外の友人に相談した」 20.3%、「社内の同僚に相談した」 16.0%、「会社を退職した」 12.9%、「社内の上司に相談した」 12.7%、「労働組合に相談した」 2.3%などです。
 「何もしなかった」 は前回より5.8%減っています。
 その後の行動をみると、特徴的なのは 「何もしなかった」 は 「管理職」 58.2%、「男子正社員」 48.4%、「会社とは関係のないところに相談した」 は 「女性正社員」 35.7%、「女性正社員以外」 34.2%、「会社を休んだり退職した」 は 「女性正社員以外」 26.6%、「男性正社員以外」 23.7%です。
 「何もしなかった」 は年齢があがるほど高くなります。「社内の同僚に相談した」 は、女性が男性の2倍近くになっています。「家族や社外の友人に相談した」 は、女性が男性の2倍以上になっています。

 「パワーハラスメントを受けて、あなたが何もしなかった理由として、当てはまるものをすべてお教えください。(複数回答可)」 の質問です。(回答者1.328人)
 「何をしても解決にならないと思ったから」 68.5%、「職務上不利益が生じると思ったから」 24.9%、「何らかの行動をするほどのことではなかったから」 13.6%、「職場の上司や同僚との人間関係が悪くなることが懸念されたから」 13.4%、「パワーハラスメント行為がさらにエスカレートすると思ったから」 12.9%です。男女では 「職務上不利益が生じると思ったから」 は男性27.4%、女性18.9%です。


 「過去3年間にあなたが見たり、相談を受けたパワーハラスメントは以下の6つのどれに当てはまるかお教えください。(複数回答可)」 の質問です。(回答者3.014人)
 「精神的な攻撃」 56.6%、「過大な要求」 24.8%、「人間関係からの切り離し」 24.4%、「個の侵害」 18.2%、「過小な要求」 17.9%、「身体的な攻撃」 7.4%です。
 「過小な要求」 は11.7%高くなり、「身体的な攻撃」 は8.2%減少しています。
 関係性についてです。「上司から部下へ」 73.5%、「先輩から後輩へ」 17.1%、「正社員から正社員以外へ」 12.4%、「正社員の同僚同士」 6.6%、などです。

 「パワーハラスメントを見たり、相談を受けたりした後、あなたはどのような行動をしましたか。(複数回答可)」 の質問です。
 「被害者の話を聞いた」 45.5%、「何もしなかった」 39.7%、「被害者にアドバイスをした」 25.5%です。


 「あなたの職場の特徴として当てはまるものをお教えください。(複数回答可)
 パワーハラスメントを受けた当時の職場の特徴として当てはまるものをお教えください。(複数回 答可)
 パワーハラスメントを見たり、相談を受けた当時の職場の特徴として当てはまるものをお教えください。(複数回答可)」 の質問です。(回答者10.000人)
 「正社員や正社員以外 (パート、派遣社員など) など様々な立場の従業員が一緒に働いている」 39.1%、「様々な年代の従業員がいる」 30.9%、「従業員数が少ない」 28.1%、「残業が多い/休みが取り難い」 25.3%、「上司と部下のコミュニケーションが少ない」 22.2%、「失敗が許されない/失敗への許容度が低い」 13.7%などです。
 これらを 「現職場でのパワーハラスメント経験者」 と 「現職場でのパワーハラスメント未経験者」 とで比較すると差が大きいのは、「残業が多い/休みが取り難い」 は38.8%と20.6%、「上司と部下のコミュニケーショ ンが少ない」 は35.9%と17.4%、「従業員の年代に偏りがある」 28.1%と18.9%、「失敗が許されない/失敗への許容度が低い」 25.8%と9.5%です。


 「以下の項目は、あなたの職場にどの程度当てはまりますか。(単数回答)
 『悩み、不満、問題と感じたことを会社に伝えやすい』 『悩み、不満、問題と感じたことを上司に伝えやすい』」 の質問です。
 「悩み、不満、問題と感じたことを会社に伝えやすい」 についてです。「非常に当てはまる」 3.0%、「まあ当てはまる」 22.9%、「どちらともいえない」 32.9%、「あまり当てはまらない」 24.8%、「全く当てはまらない」 16.5%です。
 これらを 「現職場でのパワーハラスメント経験者」 と 「現職場でのパワーハラスメント未経験者」 とで比較すると大きい差があります。
 「悩み、不満、問題と感じたことを上司に伝えやすい」 についてです。「非常に当てはまる」 3.9%、「まあ当てはまる」 28.3%、「どちらともいえない」 30.1%、「あまり当てはまらない」 22.2%、「全く当てはまらない」 15.5%です。
 これらを 「現職場でのパワーハラスメント経験者」 と 「現職場でのパワーハラスメント未経験者」 とで比較すると大きい差があります。


 「以下の項目は、あなたの職場にどの程度当てはまりますか。(単数回答)
 『同僚同士のコミュニケーションが円滑である』 『仕事以外のことを相談できる同僚がいる』」 の質問です。
 「同僚同士のコミュニケーションが円滑である」 についてです。「非常に当てはまる」 7.5%、「まあ当てはまる」 35.7%、「どちらともいえない」 33.5%、「あまり当てはまらない」 14.9%、「全く当てはまらない」 8.5%です。
 これらを 「現職場でのパワーハラスメント経験者」 と 「現職場でのパワーハラスメント未経験者」 とで比較すると 「まあ当てはまる」 には8.5%の差があります。
 「仕事以外のことを相談できる同僚がいる」 についてです。「非常に当てはまる」 7.3%、「まあ当てはまる」 29.2%、「どちらともいえない」 29.8%、「あまり当てはまらない」 1829%、「全く当てはまらない」 15.5%です。
 これらを 「現職場でのパワーハラスメント経験者」 と 「現職場でのパワーハラスメント未経験者」 とで比較すると 「どちらともいえない」 には9.5%の差があります。


 「あなたの勤務先がパワーハラスメントの予防・解決のための取組を行うことで、職場の雰囲気や働きやすさなどに変化が出ていますか。(単数回答)」 の質問です。
 職場の変化です。
 勤務先が 「トップの宣言のみ実施」 の者についてです。(回答者208人) 「改善された」8.2%、「変わらない」 75.0%です。
 勤務先が 「各種研修のみ実施」 の者についてです。(回答者747人) 「改善された」 8.3%、「変わらない」 75.5%です。
 勤務先が 「周知活動のみ実施」 の者についてです。(回答者376人) 「改善された」 8.2%、「変わらない」 73.1%です。
 勤務先が 「トップの宣言・各種 研修・周知活動全て実施」 の者についてです。(回答者273人) 「改善された」 22.3%、「変わらない」 67.4%です。
 「あなた自身の働きやすさ」 の変化です。
 勤務先が 「トップの宣言のみ実施」 の者についてです。(回答者208人) 「改善された」 9.6%、「変わらない」 74.2%です。
 勤務先が 「各種研修のみ実施」 の者についてです。(回答者747人) 「改善された」 13.5%、「変わらない」 75.5%です。
 勤務先が 「周知活動のみ実施」 の者についてです。(回答者376人) 「改善された」 11.4%、「変わらない」 73.9%です。
 勤務先が 「トップの宣言・各種 研修・周知活動全て実施」 の者についてです。(回答者273人) 「改善された」 24.5%、「変わらない」 65.2%です。


 「あなたは、勤務先がどの程度積極的にパワーハラスメントの予防・解決に向けた取組をすべきだと思われますか。(単数回答)」 の質問です。
 「積極的に取り組むべき」 28.6%、「取組は必要だが慎重に進めるべき」 42.3%、「取り組む必要はない」 10.6%です。従業員の規模が大きくなるほど 「積極的に取り組むべき」 が高くなります。


 「あなたの勤務先がパワーハラスメントの予防・解決のための取組を行うための支援として、どのようなことがあると良いと思われますか。当てはまるものを全てお教えください。(複数回答可)」 の質問です。
 「従業員アンケートなどによる自社の実態把握の支援」 35.8%、「パワーハラスメントについての相談や解決の支援」 31.8%、「管理職向けの研修の実施の支援」 28.7%、「就業規則などのルール策定の支援」 28.6%、「自社内のパワーハラスメントに関する方針の周知・啓発の支援」 21.3%、「企業として取り組むべき内容の明確化」 20.8%、「経営層からのパワーハラスメントに関するメッセージ発信の支援」 20.7%、「一般社員等向けの研修の実施の支援」 20.1%などです。
 従業員の規模が大きくなるほど要望が高くなっています。

  「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」 報告書
  当センター「いじめメンタルヘルス労働者支援センター」ホームページ・ご相談はこちらから
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